「チャーハン症候群」 有名店のチャーハンにはまってしまい、一日3食 チャーハン食べないとおれない依存症 ではありません。
チャーハン症候群とは食中毒
チャーハン症候群は、特定の細菌による食中毒の一種です。この名前は、1970年代にイギリスで発見された事例から来ており、食べ残しのチャーハンが原因で発生したとされています。しかし、この症候群はチャーハンに限らず、不適切に保存された多くの食品で発生する可能性があります。
TikTokで話題になった事例では5日間放置されたパスタを食べた若い男性が急死したというものです。
原因はセレウス菌
原因はセレウス菌(Bacillus cereus)、聞きなれない名称ですが、自然界に普通に存在していて、特に炭水化物を多く含む食品で繁殖しやすい。室温で長時間放置された食品は、セレウス菌の温床になり得ます。
日本での食中毒事例
沖縄県では、2021年に23年ぶりにセレウス菌による食中毒事例が発生しました。さらに、2022年にも同様の事例が報告されています。
2001年12月、熊本市内の保育園で餅つき大会に参加した園児たちが、嘔吐を主とした体調異常を起こしました。原因として、セレウス菌があんこ玉及びあん入り餅から検出されています。
症状 と 菌の特徴
セレウス菌による食中毒の症状:嘔吐や下痢などがあります。これらの症状は通常、感染後数時間で現れます。
存在場所:セレウス菌は自然環境に広く存在し、特に土壌、ほこり、水などに見られます。
耐熱性がある:炒めてある料理、チャーハン、パスタ等でも発生する。
冷蔵庫に保存する場合でも、冷え切らない状況では繁殖が進む
身近な食品:炭水化物を豊富に含む食品、特にご飯やパスタなど。
予防策:調理後は食品を速やかに冷蔵庫で保存し、室温での長時間放置は避けるべきです。また、再加熱してもセレウス菌は死滅しないため、一度放置した食品(4時間程度)は食べないことが最善です。
熱を入れた料理だからと言って油断してはいけない、特に気温が高い昨今では注意したほうがよい、もったいないと思う前に自身の命を守ることを優先しましょう。
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